LGBT過渡期の人に伝えたい、私の、一つめの想い。
『この世界の片隅に』を知ってますか。見たことがありますか。
LGBTのツイートばかり追いかけていますか。
今日、私が話したい想いは一つ。
たまにはLGBT以外の世界を見てほしい。
高校の頃。MtFの過渡期の頃。私もLGBTに関することで、すごく苦しかったです。
心の中を知られたら。
家族に理解されなかったら。
就活で断られたら。
明日も差別されるのかな。
明日も軽蔑されるのかな。
そんなことがずっと渦巻いて。うまく笑うことが出来ない日々。でも。私達はLGBTで頭一杯になるためにLGBTに向き合っているわけじゃない、って思うんです。幸せになりたいから。楽しい毎日に変えたいから。そんな希望をどこかに持って、自分と向き合っていると思うんです。
なら。たまには自分にご褒美をしなきゃ、って思うんです。息抜きしなきゃ、って思うんです。趣味なんて大層じゃなくていい。食べてみたいものを頬張って。行ってみたい場所にひとっ走りして。読んでみたい本を一気読みして。たまには、LGBTを忘れて、楽しんでみたいことを楽しまなきゃ、って。
『この世界の片隅に』の主人公・すずも、そんな人でした。みんなが戦争一色になる中、絵や恋愛や料理やいろんなことを楽しんでいました。もちろん、戦争は彼女にとって小さい出来事ではありませんでした。でも、戦争が彼女の全てではありませんでした。
ねぇ、少しでもいいですから、LGBTから離れてみませんか。ねぇ、一日だけでもいいですから、LGBTを忘れてみませんか。一度だけでもいいですから、今楽しめそうなことを楽しみませんか。
それが私の、一つめの想い。